ニューズレター85号 (2021年10月)

ニュースレター第85号

第33回日中社会学会大会(秋季大会)

日中社会学会 第33回 秋季大会は、昨今の状況を鑑みてオンライン開催にて開催することが決定いたしました。つきましては下記のとおり自由報告を募集いたします。

・開催日: 2021年11月6日(土)
関西学院大学(大会開催校責任者:陳立行理事)
オンライン開催

・自由報告エントリーの受付期間:
2021年8月20日(金) ~ 9月5日(日)

・報告要旨の提出受付期限:
2021年10月6日(水)必着

・大会参加費:無料
ただしエントリー時に本年度までの年会費を完納の方に限ります。

詳細は会員向けページを御覧ください。
みなさまのエントリーをお待ちしております。

質問受付先  事務局まで 中村 圭(島根県立大学)

保護中: 第33回 日中社会学会大会(秋季大会) (会員向け情報)

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保護中: 【資料】第33回日中社会学会大会(春季大会/6月26日)の大会プログラム

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『日中社会学研究』第26号、第27号の公開

『日中社会学研究』第26号、第27号を、「中国・アジア研究論文データベース」に公開しました。

第33回日中社会学会大会(春季大会/6月26日)の大会プログラム

第33回日中社会学会春季大会(2021年6月26日)の大会プログラムが決まりました。
こちらをご覧ください。

春季大会のzoomのアドレスは、こちらにある大会プログラムをご覧ください。

春の大会 特集企画(高度情報化と社会統制〜中国の場合) 公募ご案内

2021年6月26日の企画に関しまして、編集委員会より『日中社会学研究 第29号』とのコラボ企画として下記の特集テーマの報告者を公募することとなりました。つきましてはエントリーご希望の方は、李名伍 理事までお願いいたします。
詳細は『日中社会学研究』29 号「特集」及び関連口頭発表のご案内をご覧くださいませ。

みなさまのご応募をお待ちしております。

締め切りは5月15日です。

ご質問等おありの方は、李明伍理事(和洋女子大学)meigoあっとwayo.ac.jp (あっとを@に) までお願いいたします。

高度情報化と社会統制〜中国の場合〜

趣旨:情報技術の発展は社会の仕組みを大きく変えている。歴史的にメディアの発展が国民国家の形成、民主化の促進に大きな影響を及ぼしてきたという側面がある。そしてここにきてメディアを含む情報技術が一定の水準に達すると権力者の恣意による社会統制が不動のものになっていく可能性が増大するという指摘もなされるようになった。中国では近年インターネットの普及により物的生活の質が向上し、ネットを介した新しい人間関係の構築が進んでいる一方、国家による情報技術を用いた社会統制が強化されている。中国における高度情報化社会の実態、そしてそこにおける国家の働きなどについての分析は、日進月歩の高度情報化の進展を考えた場合、焦眉の課題とも言えよう。

本年度(2021年度)の大会日程

本年度は下記の日程で2日間に分けて大会を開催いたします。いまだコロナ禍の終息が見通せない状況であり、春はやむなくオンラインにて開催をいたします。開催時間等、詳しいプログラムは後日アナウンスをさせていただきます。

6月26日(土) 特集企画 + 総会 + 懇親会 (オンライン開催)
11月6日(土) 学術企画 + 一般報告(開催校 関西学院大学・開催方法は未定)

みなさまのご参加をお待ちいたしております。

日中社会学研究 (2021年2月 第28号) 目次

中村則弘先生のご逝去を悼む ………首藤明和…  1

【特集論文】新型コロナ危機と中国社会
特集「新型コロナ危機と中国社会」に寄せて ……… 李 妍焱  11
『人民日報』のSNSにおける新型コロナ関連情報に関する発信についての一考察-中国語版ツイッター「微博(ウェイボー)」に焦点を当てて- ……… 魏 然  12
香港における抗議活動と新型コロナウイルスへの一考察―「マスク」と「集会」をめぐる議論を中心に― ……… 伍 嘉誠  29
新型コロナ危機が市民セクターの活性化をもたらすか-日中の市民的セクターによる応答に注目して- ……… 李 妍焱  47
[特集エッセイ] 新型コロナ問題をめぐる中国の研究者たちの思索 ………… 岩田隆浩/翟一達/兪祖成/田嫄/朴紅蓮/津田量/樊秀麗/張可煜/羅紅光  63

【論文】
中国系移民第二世代が語る配偶者選択の志向性―ライフストーリー分析を通して―  ……… 坪田光平・劉 麗鳳  74
サードエイジャーの生活満足感とその規定要因―中国新疆ウィグル自治区における調査研究に基づいて- … 夏扎提古麗・沙吾提 89

【研究ノート】
中国河南省一地方都市における家族関係の変容のプロセス ……… 李 姝  111
中国における基層法律服務工作者制度の検討-日本の隣接法律職制度と比較して- ……… 高橋孝治 124

【書評特集】
「中国社会研究叢書・21世紀「大国」の実態と展望」の書評特集に寄せて
……… 奈倉京子 138
李妍焱著『下から構築される中国―「中国的市民社会」のリアリティ』(明石書店、2018)……… 李 暁東  140
奈倉京子編著『中国系新移民の新たな移動と経験―世代差が照射する中国と移民ネットワークの関わり』(明石書店、2018年) ……… 王 維  144
穐山新著『近代中国の救済事業と社会政策―合作社・社会調査・社会救済の思想と実践』(明石書店、2019年) ……… 鍾 家新  149
南裕子・閻美芳編『中国の「村」を問い直す—流動化する農村社会に生きる人びとの論理』(明石書店、2019年)……… 滝田 豪  152

【書評】
小笠原理恵著『多文化共生の医療社会学―中国帰国者の語りから考える日本のマイノリティ・ヘルス』(大阪大学出版会、2019年) ……… 賽漢卓娜  155
小浜正子著『一人っ子政策と中国社会』(京都大学学術出版会、2020年)……… 大谷順子 158
李暁東著『現代中国の省察-「百姓」の視点から』(国際書院、2018年)……… 穐山 新 162
鍾家新著『在日華僑華人の現代社会学-越境者たちのライフ・ヒストリー』(ミネルヴァ書房、2017年)  ……… 山崎 哲 166

○投稿規定(2020年12月改訂版) …………………………………………………………170
○日中社会学研究第28号執筆者一覧・審査委員…………………………………………173

『21世紀東アジア社会学』の今後の編集方針につきまして

 日中社会学会では、『日中社会学研究』、『21世紀東アジア社会学』の2つの学会誌を発行しています。『21世紀東アジア社会学』は、当初、学会や会員による研究プロジェクトの特集をメインに据え、それによって会員の研究活動の活性化をはかり、広く研究成果を発信する場となることを意図していました。またその内容においては、中国社会を東アジアの中でとらえなおすことや東アジア社会のあり方に射程を広げた研究を、積極的に取り上げることを特徴としていました。
 しかしながら、近年、両誌の違いが分かりにくいという声も学会の内外から上がるようになりました。『21世紀東アジア社会学』の本来の持ち味が充分に発揮されていない状況になっていたのです。
 こうした現状を踏まえ、本学会誌のねらいを再度確認すると共に、理事会での承認も経て、次号(第11号)より、下記の通り編集方針を変更いたします。

『21世紀東アジア社会学』は、日本社会、中国社会、日中社会間の関係などを念頭に置きながら、21世紀にふさわしい東アジア社会のあり方を検討する学術論文、研究ノート、書評論文、研究動向論文などにより構成され、1年に1号刊行されます。原稿の使用言語は、日本語、中国語、英語です。
そして、掲載される論文・研究ノートは、主に、(1)プロジェクト型の特集企画、(2)公募特集企画、にかかわるものとなります。従いまして、今後は、一般投稿論文の受け付けは行いません。一般投稿論文を受け付ける査読誌は、『日中社会学研究』のみになります。

プロジェクト型の特集、公募特集企画については、別途ご案内いたしますので。そちらをご覧ください。

2020年8月

日中社会学会会長 南 裕子
『21世紀東アジア社会学』編集委員長 首藤 明和