日中社会学会は、昨今の学術情報の電子化の趨勢に鑑み、会員の研究成果を国内外に広く伝え、研究の発展とより開かれた学会活動を目指して、本学会誌『日中社会学研究』の電子公開を行うことになりました。
詳しい内容につきましては、 『日中社会学研究』電子公開に関する告知(pdfファイル) をご一読ください。
日中社会学会は、昨今の学術情報の電子化の趨勢に鑑み、会員の研究成果を国内外に広く伝え、研究の発展とより開かれた学会活動を目指して、本学会誌『日中社会学研究』の電子公開を行うことになりました。
詳しい内容につきましては、 『日中社会学研究』電子公開に関する告知(pdfファイル) をご一読ください。
第25回日中社会学会大会が下記の通り開催されました。PDFファイルはこちら
開催日:2013 年6 月1 日(土)、2 日(日)
会 場:成城大学3 号館2 階および1 階
6 月1 日(土)
10:30~ 受付開始 成城大学3 号館2 階
11:00~12:30 理事会 32Lゼミ室
13:00~13:05 開会式 321教室
開催校挨拶:古川良治(成城大学社会イノベーション学部学部長)
会長挨拶:陳立行(関西学院大学)
司会:西原和久(成城大学)
13:05~14:30 記念講演 321教室
講演者:矢澤修次郎(一橋大学名誉教授)
題 目:「文明の社会学からみた中国と日本」
14:45~17:15 開催校シンポジウム 321教室
「日中交流の現在―東アジア共同体の可能性を問う」
発表者:
「東アジアにおけるグローバリゼーションと日中関係」 黒田由彦(名古屋大学)
「『小伝統』を基礎とした東アジア共同体に向けて―アジアからのパラダイム転換―」中村則弘(愛媛大学)
「儒教の価値から見た東アジア共同体の困難」 陳立行(関西学院大学)
討論者:首藤明和(兵庫教育大学)・李妍焱(駒澤大学)
司 会:西原和久(成城大学)
17:20~18:20 総会 321教室
18:30~20:30 懇親会 3 号館1 階ホール
6 月2 日(日)
8:30~ 受付開始 3号館1階
9:00~10:30 自由報告(1)
セッションA 321教室
司会 賽漢卓娜(東京外国語大学)
「女子労働者の利用商業施設と地域移動体験―中国大連経済開発区を事例として―」陳 蕭蕭(流通経済大学)
「中日国際結婚についての社会学研究―日本都市部における中日国際結婚家族への着目」胡 源源(大阪大学)
「中国都市における伝統的コミュニティの変容―深圳の城中村を事例として―」連 興檳(神戸大学)
セッションB 311教室
司会 細萱 伸子(上智大学)
「中国都市部の少子化と子育て支援ネットワーク―北京調査を事例に―」郭 莉莉(北海道大学)
「家庭内における父親の養育行動と青年期の子どもの学業達成―中国山西省の固定給有層と固定給無層の比較から-」劉 楠(お茶の水女子大学)
「中国における競争メカニズムの導入の必要性―高等教育構造の視点から」李 尚波(桜美林大学)
セッションC 312教室
司会 根橋正一(流通経済大学)
「満鉄の日本人経営漢字新聞とその経営者について―『盛京時報』社長佐原篤介の新聞経営を中心に―」華 京碩(龍谷大学)
「現代中国におけるスポーツと社会階層―各種体育系学校の比較調査を通じて―」池本 淳一(早稲田大学)・陳 宝強(西南大学)
「『毛沢東・鄧小平・江沢民』は皇帝か―皇帝制度・政策・統治・権力・世襲(後継指名)・祭祀・等の観点から」宮内 紀靖(瀋陽師範学院)
10:40~12:10 自由報告(2)
セッションD(科研セッション) 321教室
司会 陳 立行(関西学院大学)
「現代中国の『家族問題』―『家族圏』を通じた現状と課題の考察」首藤明和(兵庫教育大学)
「韓国と台湾の対日観・外国イメージの比較」石井健一(筑波大学)
コメンテーター:桜井義秀(北海道大学)
セッションE 312教室
司会 李 妍焱
“Making Creators: an Anthropological Perspective from a Production Company in Japan”張 瀞方(香港大学)
「北京市における中高齢者市場に関する考察―2012 年社会学的面接意識調査に基づく」聶 海松(東京農工大学)
「中国都市部における養老施設入居者の生活と福祉――西安市での調査を事例に」劉 念(神戸大学)
12:15~13:15 理事会 32Lゼミ室
13:30~16:00 シンポジウム(2) 321教室
「Chineseness の『発明』」
発表者:
「近代中国における商業印刷物・月份牌の生成と展開」 于暁妮(神戸大学大学院)
「国家主導のチャイニーズネス形成とその困難―民国期の武術団体・中央国術館を事例に―」池本淳一(早稲田大学)
“The Invention of Chineseness or The Inventiveness of Chineseness: A critiqueof the critique of essentialized Chineseness” 王向華(香港大学)
司 会:根橋正一(流通経済大学) 浅野慎一(神戸大学)
コメンテーター:石井健一(筑波大学) 南誠(長崎大学)
16:00~ 閉会式 321教室
研究理事:根橋正一(流通経済大学)・浅野慎一(神戸大学)
開催校理事:西原和久(成城大学)
■大会参加費:会員1000 円、非会員2000 円(ただし学生は1000 円)
■懇親会参加費:学生3000 円、一般4000 円
表題の件について、投稿募集案内が届きました。
詳しくは こちら をご参照ください。
プログラムのPDFはこちらです。
下記のシンポジウムが筑波大学東京校舎で3月23-24日に開かれます。会員以外の方も参加費は無料です。
皆様のご参加をお待ちしております。
日中社会学会・北京日本学研究センター共催
グローバリゼーション・インパクトの日中比較
――リスク・信頼・モダニティと21世紀東アジア社会の行方――
プログラム
![]() |
・司 会 宋金文(北京外国語大学)
首藤明和(兵庫教育大学)
(1)開会の挨拶(13:00~13:10) 陳 立行(日中社会学会長・関西学院大学)
(2)基調講演(13:10~14:00) 段 躍中(日本僑報社編集長・日本湖南人会会長) 「厳しい時期だからこそ求められる中国と日本の対話と理解」
(3)報 告(14:10~16:10)
宋 金文(北京外国語大学)
「災害復興におけるソーシャルキャピタルの役割の日中比較」
池本淳一(早稲田大学)
「日中両国における文化実践を通じた若年層のアイデンティティ構築と再生産の戦略――日本のボクシングジムと中国の武術学校を事例に」
南 誠 (長崎大学)
「満洲縁故者を手かがりに考える境界文化の意味」
(3)話題提供(16:20~17:00)
林明鲜(山東工商学院)・李晶(広東海洋大学)・石井健一(筑波大学)
(4)全体討論(17:05~18:00)
![]() |
(1)報告の部(13:00~15:00)
・司 会 西原和久(成城大学)
石井健一(筑波大学)
「諸外国のイメージとナショナリズム意識に関する日韓比較」
林 明鲜(山東工商学院)
「都市高齢者の孤独問題と社会的ネットワークについての日中の比較研究
李 晶 (広東海洋大学)
「東日本大震災における『他者支援』と市民意識――仙台地域でのボランテ
ィア活動を対象とした人類学調査」
(2)パネル・ディスカッション(15:20~17:50)
・司 会 宋金文(北京外国語大学)
パネラー(アルファベット順)
陳 立行(関西学院大学)
池本淳一(早稲田大学)
石井健一(筑波大学)
李 晶 (広東海洋大学)
林 明鲜(山東工商学院)
南 誠(長崎大学)
西原和久(成城大学)
(3)閉会の挨拶(17:50~18:00) 西原和久(成城大学・日中社会学会研究担当理事)
![]()
![]()

社会学系コンソーシアム第5回シンポジウムのポスターはこちらです。
日時:12月15日(土)13:30~
場所:一橋大学 国立西キャンパス磯野研究館1階第2研究小集会室
(土曜日で建物全体が施錠されているため、グランド側の正面玄関ではなく、
反対側の入り口に13:15以降にお越し下さい。)
地図 17の建物です。
報告者、報告要旨:
野村弘美さん(一橋大学大学院社会学研究科)
「中国における社会的ネットワークについての一考察―都市エリート層を中心とし
て」
本報告は、現代中国社会において紡がれる社会的ネットワークについて考察するも
のである。これまで、中国おいても、社会的ネットワーク研究として、社会関係資本あるいは単
に「関係」が研究対象となってきた。しかし、「現代化」が進む中国社会では、これ
までの「伝統的な」社会的ネットワークとは異なる新しい社会的ネットワークが出現
するのではないか、と予測される。したがって、本報告では、社会階層、とりわけ都
市エリート層に注目し、中国における社会的ネットワークの状況について整理し、社
会的ネットワークから受ける個人への影響の分析を行う。主に全国総合社会調査
(CGSS)のデータを使用した定量的な分析によって、階層による社会的ネットワーク
の違いが見出された。
申暁蒙さん(早稲田大学スポーツ科学学術院)
「メディアが創りだしたヒーロー像―元NBA選手姚明を事例に」
ヒーローは古来から存在しているものの、そのヒーロー像は時代によって異なる。
加えて、ヒーロー像の変化はメディアの発展とも密接な関係を持っており、ヒーロー
像はメディアによって作り出されるとも言える。メディアが非常に発達した現代で
は、スポーツ選手がヒーローとしてあつかわれやすいが、現代中国では元バスケット
ボール選手の姚明が国民的なスポーツヒーローとして扱われている。本研究は中国を
代表する新聞である『人民日報』(一般紙)と『体壇週報』(スポーツ紙)を対象とし、
姚明に関する記事の分析を通じて、メディアが創りだした姚明のヒーロー像を考察す
るものである。
師走で何かとご予定の多い時期かとは存じますが、
皆様のご参加をお待ちしております。
You are currently browsing the archives.
Arclite theme by digitalnature | powered by WordPress